お知らせ - News

広島県広島市・呉市を訪問いたしました

このたび約1年ぶりに広島県を訪問いたしました。
奇しくも自由民主党 総裁選の投開票と重なり、滞在途中には広島1区選出の岸田文雄 衆議院議員が自由民主党の新たな総裁に選出されました。

かつて「東洋一の軍港」と謳われた海上自衛隊 呉基地を訪れると、ちょうど日没の国旗・自衛艦旗を降下していました。
呉基地は海上自衛隊にとって潜水艦隊最大の拠点であるとともに、第4護衛隊群や第1輸送隊の基地。夕陽に艦艇が照らされて輝いていました。

また、広島市内では平和記念公園や、爆心地となった島内科医院の前にある碑を見学するとともに、お気に入りのお好み焼き屋さんがランチ営業していることから久しぶりに足を運びました。

折しも、先の26日は核兵器や世界平和への関心が高まる核兵器の全面的廃絶のための国際デー (核兵器廃絶国際デー)。Web上に散見された無邪気で無責任な議論の数々を眺めながら、この東アジアのみならずインド太平洋地域全体の平和と安定を守っていくための現実的かつ慎重な方策について理解が進んでいない現実に、やはり歯痒い思いを強いられました。

この広島を訪れて、地域や国際社会の平和と安定によって「過ちを繰り返さない」ためには、やはりシビアな現実を見つめた上での冷静な議論こそ求められると、改めて確信させられました。
(エネルギーや食糧といった分野を含まない、古典的な)安全保障において「外交」と「防衛」は「車輪の両輪」。片方だけを充実・先行させて、例えば「外交に取り組めば防衛が要らない」わけではないし、「いざとなったら防衛できるのだから外交で手を抜いて良い」わけでもありません。
ともに必要な存在であり、厳しい現実に鑑みながら同じ方向を向いて連携しながら、慎重に歩みを進めなければ、それこそ「過ちを繰り返さない」誓いに反するのです。

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